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メダカの産卵、時期や注意点は?

   

メダカの産卵、時期や注意点は?

皆さんは、メダカの産卵についてどれくらい知っていますか? メダカを長期間飼う場合、産卵は非常に重要なものになりますよね。時期や用意するもの、注意点などは気になるところです。メダカの産卵は飼う側が気をつけておかないと、孵化しなかったり、孵化しても成魚になるまでに死んでしまったりしてしまいます。そこで、今回はメダカの産卵の時期や用意するもの、注意点などを調べてみました。

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メダカの産卵の時期の決め手:餌

メダカの産卵の時期についてみていきましょう。メダカの産卵の時期は、一般的には春から秋にかけて、細かく言うと、5〜6月頃から、9月、遅くとも10月までとされていますが、この時期には、3つの決め手があります。まず、第一の決め手が餌です。メダカの主な餌は動物プランクトンですが、その餌となる植物プランクトンは、日光で繁殖するため、日照時間が長くなると、一気に数が増えます。すると、植物プランクトンを食べる動物プランクトンも当然増えます。そして、その動物プランクトンを親のメダカが食べて、栄養を蓄えることで、産卵の準備が整うのです。また、生まれたばかりの子どものメダカの主な餌は、植物プランクトンになりますので、そういった意味でもこの時期が最適となるのです。

メダカの産卵の時期の決め手:日照時間

第二の決め手は、日照時間です。メダカは日光によって生活しており、当然の如く、産卵も日照時間に左右されます。室内で飼っている場合は、ライトなどをつけることで、日照時間を調節できます。これを利用して産卵をコントロールする人もいるようです。外で飼っている場合、メダカが産卵を始めるのは、日照時間が13時間以上になる時期、すなわち、5〜6月から9月までということになります。だいたいの場合は9月半ばほどで終わりますが、水温などの環境が保たれている場合においては、10月まで産卵することもあるようです。ただし、日照時間が長すぎると、逆に産卵しにくくなることもあるため、ライトを用いる場合は、最適な日照時間とされている、14時間程度に留めておきましょう。

メダカの産卵の時期の決め手:水温

第三の決め手は、水温です。水中に生きる生き物にとって、水温というのは非常に重要で、熱すぎても、冷たすぎてもいけません。メダカの産卵においては、日照時間が十分であっても、水温が適していないと、産卵できないほどです。メダカが産卵し、繁殖できる最適な水温は18〜25℃とされています。これより低くても高くてもいけません。屋内で飼っている場合は、ヒーターで水温を一定に保てるため、ライトなどによる日照時間の調節のみで産卵の時期をコントロールすることができます。

夏場などの気温が高く、日照時間が長い時期は、水温が高くなってしまい、親のメダカが弱ってしまうため、産卵が難しくなってしまいます。夏場でも産卵させたいという場合は水温に気を付けておくといいでしょう。これら3つの決め手によって産卵の時期は定まります。暦通りというよりは、環境の変化によって時期は異なりますので、日照時間や水温に気を付けておくと、産卵の時期がわかるでしょう。

メダカが産卵したら

次に、メダカが産卵した時に準備しておくものなどについてみていきましょう。まず、メダカは産卵してから、水温×日数が250になると孵化するといわれています。しかし、水槽で飼っている場合、そのままにしておくと、大きくなるどころか、孵化すらも厳しくなってしまいます。何故かというと、水草などについた卵のほとんどが親やほかのメダカに食べられてしまうのです。奇跡的に食べられずに済み、孵化したとしても、やはり稚魚の状態では、食べられてしまいます。

そこで、まずメスのメダカのおなかのあたりに卵を見つけたら、水草を用意します。これは卵をつけるための水草です。それをよく水洗いした後で、メスのメダカのいる水槽に移し、水草に卵がついたら、水草ごと、別の、新しい水槽に移します。この際、親のメダカがいる水槽と同じ環境の水槽を作っておきましょう。水温は、先程も述べた通り、高すぎると卵が死んでしまう可能性があるので、高くても28℃未満にします。こうして水温×日数が250に達したら、孵化できます。なお、孵化には20℃以上が必要になりますので、注意しておきましょう。

メダカの産卵の際の注意点

メダカの産卵において注意すべき点についてみていきましょう。まず、メダカの産卵の為に環境についてです。屋外の場合は、日当たりや水温に気を付けましょう。日が当たりすぎると、水温が上がりすぎてしまい、産卵しない場合があります。室内の場合は、ヒーターやライトを用いて、日照時間と水温を調節しましょう。そうした環境を整えた上で、栄養のある餌を十分に与え、振動や騒音などのストレスから遠ざけるようにしておくことで、産卵できる環境を作ることができます。

次に、産卵してからですが、卵を産み付けた水草は、できるだけ水草ごと移してください。メダカの種類が複数ある場合は、他の種類との交配を避けるために、種類ごとに水草を用意しましょう。予備がなく、同じ水草を使うという場合は、2週間以上、間をあけてください。

最後に、産卵しない場合についての注意点です。産卵しない場合、要因は幾つかありますが、環境が整っていなかったり、そもそも成魚になっていなかったりすることがほとんどです。産卵を始めて2ヶ月ほど経つと、産卵を一度やめてしまうことがありますが、環境が整ってさえいれば、再び産卵します。また、地方によっては、野生やヒーターを使っていない水槽などの産卵時期が異なってくるため、季節ではなく、日照時間と水温に気を付けておくといいでしょう。

まとめ

メダカの卵は小さく、見つけにくいかもしれませんが、それもまたメダカを飼育する醍醐味ともいえるでしょう。卵からかえっても、成魚になれるメダカは限られています。できるだけ環境を整えて、たくさんの赤ちゃんメダカが生まれることを願っています。

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