ヤフオクのトラブル対処法とは？通報と救済措置

ヤフオクは、メルカリやRakumaよりも歴史があり、個人オークションの先駆けでした。しかし、ネット上では、かなり多くのヤフオクのトラブルが載っています。個人で手持ちの物を販売したり、オークションでお得な価格で落札したりできるのがヤフオクのメリットですが、長く利用していると、商品の未着や返品のトラブルに直面します。ユーザーはどのようにしてトラブルを解決しているのでしょうか。商品未着のトラブル時の、通報や対処方法について調べて見ました。

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ヤフオク・トラブルの通報の必要性

ヤフオクは個人が販売する場合と、商店が販売する場合があります。商店がショップとしてヤフオクで販売するには、ある程度の年商・売上実績が必要で、信用のおける会社になります。しかし、個人の販売者がオークション形式で商品を販売する場合、商品説明不足や写真の画質不良で、イメージしたものと異なる商品が届き、落札者の返品やクレームなどのトラブルが発生します。時にはクレームが泥沼化して、落札者のみならず出品者も含めて、双方に大きな精神的ダメージを残すようです。グーグルで「ヤフオク　トラブル」で検索すると約9,360,000件ヒットしました。同じ思いをしている人が多いのですから、一人で悩まずにネットを通して発信してゆきましょう。

ヤフオクのトラブル通報で多い例

ヤフオクのトラブルで多いのが、「落札商品が届かない」「商品が説明とは異なる」というものです。高額な代金を既に支払っている落札者にとっては、これは大きな問題ですね。トラブルを少しでも減らすには、商品を選ぶときに、落札する商品がショップからの出品なのか、個人の出品なのか確認し、個人の場合はあまり高額な落札は避けたほうが良いようです。なぜなら、ヤフオクのサイトでは、「お問い合わせ」から調べても、直接サイトの運営会社に、メールで問い合わせることができません。『Yahoo!知恵袋は、参加者同士で知恵や知識を楽しく教え合い、分かち合える知識検索サービスです。』とYahoo!知恵袋で質問するようになっています。

ヤフオクのトラブル通報は11日以内に！

それでも、ヤフオクはメルカリやLINEモールよりもトラブルの回避策があると言われています。例えば、商品未着の場合、落札者の「よくある質問」の箇所に、『商品代金を支払ったのに、商品が届かない」の項目があります。

代金支払いから8日たっても商品が届いておらず、［受け取り連絡］がクリックされていない場合は、ページに［Yahoo! JAPANに報告する］が表示されるので、それをクリックして報告するようになっています。しかし、12日を過ぎると、代金が出品者に支払われてしまうため、8日から11日までの４日以内にクレーム申請して、先方への支払いを止めなければなりません。

ヤフオクの商品未着は「取引ナビ」で確認！

出品者は落札者が代金を支払った後に商品を発送するため、入金後、少し待って、それでも商品が届かない場合は、速やかに「取引ナビ」で出品者に連絡を入れます。「取引ナビ」に注文者のIDや名前、注文日と商品名を記載して、商品未着の記録を残します。

ヤフオク・トラブルの連絡掲示板による通報

相手の評価が「停止中」「登録削除済み」となっていて、出品者と連絡が取れない場合は、「連絡掲示板」の公開設定を、「他の利用者への公開」から「全てのユーザーに公開」にして、トラブルの事実をネット上でオープンにします。同様の被害にあっている人がいれば、情報共有ができますね。

「連絡掲示板」には、「取引ナビ」による数度の催促にもかかわらず、出品者から説明や対応が得られないことを書き込みます。また、「現状のままでは、ヤフオク運営サイドに依頼して、しかるべき処置をとらざるをえません。」と、アピールします。

ヤフオクの評価欄で通報

ヤフオクは、出品者と落札者の相互評価で、健全な取引の均衡が保たれています。落札者は出品者の評価が悪ければ、購入を思いとどまりますし、出品者は落札者の評価が悪ければ、取引に慎重になります。評価欄での通報は、より良いオークション環境を作るため大切です。

通報の仕方は、落札した商品ページのリンクをクリックし、「評価の欄」を出して、「どちらでもない」を選んで「商品が届かない」と記入します。それでも連絡のない場合は評価を「非常に悪い」と入力し直します。

しかし、注意しなければならないのは、ヤフオクなどの相互評価では、「非常に悪い」と評価すると、相手からも仕返しで「非常に悪い」の評価を受けるリスクがあります。ネット上で過激な避難の応酬にならないように注意しましょう。

ヤフオクの「未着・未入金トラブルお見舞い制度」

ヤフオクでは、直接ヤフーにトラブルの仲裁に入ってもらったり、現金で返済を受けたりすることはできませんが、「未着・未入金トラブルお見舞い制度」という被害者救済措置があります。

入金した金額を、ヤフーのポイントで貰う保険制度です。お見舞ポイントをもらうにはいくつかの条件があり、サイトの指示に従って申請する必要があります。しかし、実際には、申請や審査のハードルをクリアするのはかなり大変なようです。

そのためにも、トラブルの初期段階で、商品未着の記録を残しておくことが大切です。無駄な争いを続けるよりも、救済措置を受ける準備を進めるのが良いでしょう。

具体的には、内容証明郵便を送り、警察署へ被害届を出し、少額訴制度や未着・未入金トラブルお見舞い制度に申請します。

まとめ

個人でも気軽にオークションで物を販売できるのが、ヤフオクの魅力です。メルカリなどに比べると歴史も古く、サイトには対策情報が色々と載っています。しかし、現実的なサポートではないため、自己責任で売買する覚悟が必要です。補償制度を利用するには、手間と時間がかかるため、あまり高額な商品の購入はお勧めしません。また、トラブル発生時には、無駄な避難の応酬にならないよう冷静に対処する必要があります。