動物病院で避妊手術。料金は?捨て猫の場合支払うのは誰?
2019/10/24
今や空前のペットブームであり、最も人気が高いのが猫となっています。以前は犬の方が飼育されている数が多かったのですが、現在は猫が上回っています。動物病院でも最近では猫をよく見かけます。ペット保険に加入していても医療費は高額なのですが、もし捨て猫を連れて行ったら料金は誰が支払うことになるのか調べてみました。
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捨て猫を見つけたらどうすればいい?
道端でドロドロになっている捨て猫を見つけたらあなたはどうしますか?汚らしいし、何か病気をもっているかもしれないし、見ないふりをするのも一つの選択肢でしょう。もし、その捨て猫のことが心配であるなら、まず動物病院に連れて行って健康診断をしてもらうとよいでしょう。何か怪我や病気はないか調べたり、猫ならノミやダニの駆除も行った方がよいでしょう。
特に衰弱している子猫についたノミはどんどん増えていきます。でも、自分の家の猫でもないのに動物病院に連れて行って、その料金はどうなるかということになりますが、それはもちろん連れて行った人が支払わなくてはなりません。どんな検査をするかということを獣医さんと相談しながら、経費の面も考慮して行えばよいと思います。自分で飼えればよいのでしょうが、それが無理なら里親探しをするのもよいでしょう。
私はかつて、やっと目が開いたくらいの子猫が溝に落ちてドロドロになっていたのを拾い、獣医さんに連れて行きました。特に検査などもしないで、まだ小さかったので肛門を刺激して排便を促す、などの対処方法を聞いて帰り、写真を入れた里親探しのビラを作り、ペットショップにそれを貼らせてもらったところ運よくすぐに里親が見つかりました。それをするのも気が重い人は、保健所か動物愛護団体に連絡をするとよいと思います。一定期間その場所で保護して、譲渡会などで飼い主を探してもらえます。また犬であればトリマーの人たちがボランティアで姿を整えてくれる場合もあるのですが、猫はどうでしょうか。
動物病院で避妊手術を受けるとその料金はいくら?
捨て猫を放置しておくと、何が最も懸念されるかというと繁殖です。猫は年2回出産することができ、一度に2~6匹の子猫を産みます。衛生面や周囲に迷惑をかけるということもあるのですが、まず繁殖を防がなくてはなりません。そのためには動物病院で避妊手術を受ける必要があります。ではその料金はどのくらいかかるのでしょうか。
H27年度の日本獣医師会の調査によると猫の去勢手術が12657円、避妊手術(卵巣切除)が19833円、子宮・卵巣切除が20986円という数字が出ています。これは平均値であり、去勢が1~2万円、避妊が15000~30000円くらいということでしょうか。これらの手術はペット保険に加入していても保険は利用できません。捨て猫を連れて行っても一般的にはこの手術費用を連れて行った人が支払います。
地方自治体で助成金も出しているようですが、数千円というところでしょうか。動物の医療費は自由診療であり、治療費はそれぞれの動物病院によって異なっています。捨て猫を拾い避妊手術だけ受けるのであればいくつかの動物病院に問い合わせてみるのもよいでしょう。
捨て猫の保護活動・必要な料金
地域ねこという言葉をご存知でしょうか。捨て猫が野良猫になってしまわないように、地域の人々で世話をしている猫を指します。捨て猫を捕獲して不妊手術を受けさせ、えさの場所を定めて与え、寝床となるような場所を提供し、周囲に迷惑をかけないように配慮した独自のルールを作り、繁殖を管理することで地域全体で面倒をみていくというシステムです。不妊手術をした際に耳の先を少し切除することで、野良猫と区別ができるようにしています。
耳の形が桜の花びらのようになることからさくら猫ともよばれています。これを耳慣れない言葉かもしれませんがTNR活動とも言っています。つまりTrap(捕獲)Neuter(避妊・去勢手術)Return(戻す)の略です。野良猫を一時的に捕獲して、避妊・去勢手術を行い、元に戻す活動です。それらの活動に必要な資金はどうなるかという話ですが、多くは寄付金や支援金で賄っています。捨て猫を捕獲する人たちもほとんどボランティアです。避妊手術を受けるということは料金も必要になるということであり、各保護団体が様々な工夫をしながら活動を行っています。
動物病院と保護団体との連携
野良猫の避妊手術に協力的な動物病院もたくさんあります。手術のネックとなるのはその料金ということになりますが、ボランティアで手術を行う獣医師は少ないでしょう。手術の経費を抑えるということは質を落とすことにつながっていきます。麻酔を簡略化したり、術後の管理を省きそのまま帰すというようなことがなされています。
しかし、傷口をなるべく小さくしたり、抜糸が要らないように体内に吸収される糸を使用したりと細かな配慮もなされています。経費を抑えるもう一つは獣医師の良心に頼ることになります。私の知っている動物病院では、特定のボランティア団体のスタッフが保護してきた猫の避妊手術は半額で引き受けていました。
術後は麻酔が醒めるかどうかという状態で引き渡していましたが、観察点や管理の方法をきちんと伝え指導していましたよ。スタッフも経験を積みながらその対処の方法を会得していくと話していました。愛護団体のボランティアスタッフが増え、里親が見つかるのが一番ですが、それが不可能でも捨て猫と人間が共存できればいいですね。
捨て猫と殺処分について
最後にこのことに触れないわけにはいきません。愛護団体や保健所に保護された猫もいつまでもそこで暮らしていくわけにはいきません。各自治体などで殺処分ゼロを目指していますが、そういうわけにもいかないようです。私の暮らしている倉敷市の例をみると昨年度は405匹の猫が保護され、飼い主の見つからなかった77匹が殺処分となっています。保護される猫の多くは子猫です。
避妊していない野良猫が出産し、その数が増えていきます。譲渡会などで譲り受けると避妊手術をすること、猫も室内で飼育することを求められ、自分が飼えなくなったときに引き受けてくれる人がいるかどうかを問われます。そして条件の合った人のみがその場で出会った新しい家族を迎えることができるのです。捨て猫から野良猫へという悲しい連鎖を食い止めるためです。
まとめ
動物を飼うということはその動物に責任を負うということです。小さな命を責任をもって最後まで見届けるということです。捨て猫などと酷い言葉で呼ばれる存在をなくしていきたいものです。
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