猫とのお出かけ〜移動用ゲージを効果的に使用しましょう！

家族の一員として大切にされている猫。一緒にお出かけする機会もあるかもしれません。そんな時には移動用ゲージを利用すると便利です。猫の習性や移動時の注意点に関して調べてみました。

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猫はどんな時にお出かけする？

今や猫はペットとして大人気。室内飼いであったり、家の中と外を自由に出入りしている猫がほとんどだと思います。犬と異なり、猫は飼い主と一緒にお出かけする機会は少ないのではないでしょうか。しかし飼い主が帰省で家を何日も空けるとか、旅行に行くとか、そういうときに猫だけを家において行くのも不安、ペットホテルでお留守番はかわいそうと一緒に移動される方もおられると思います。

最も一般的な外出の機会としては動物病院へ行くということではないでしょうか。かつては動物病院といえば犬が主流だったように思いますが、現在ではよく猫の姿も見かけます。お出かけの機会の少ない猫にとって、移動用ゲージに入れられて行く先は動物病院という嫌なイメージがついてしまい、なかなか中に入ってくれないというような話も聞きます。そんなときにどう対処すればよいのでしょうか？

移動用ケージの種類について

猫のお出かけには移動用ゲージが欠かせません。犬ならば車が好き、お出かけが好きというのは珍しくありませんが、猫となると話は別です。猫は元来怖がりで用心深い性質を持ち合わせています。環境の変化に弱く、思わぬ行動を引き起こすこともあるため、猫を保護する意味でもゲージに入れて移動しましょう。販売されている猫用ゲージにはソフトタイプのものとハードタイプのものがあります。

ソフトタイプのものはコンパクトに折り畳みができ、軽いのがメリッとですが、猫が爪で引っかいたりすると傷つきやすいのが難点です。リュック型のものや、使用場面に応じて形を変化させることのできるものまで、多くの種類のものがあります。ハードタイプは少し重かったり、折り畳みができないものも多く場所をとるのが難点ですが、どっしりとしていて安定感があります。移動用ゲージは目的を持ったお出かけはもちろん、いつ何時起こるかもしれない災害時の避難にも大切な働きをするので、お出かけする機会がなくても用意しておきましょう。

猫の移動時に役立つ洗濯ネット

猫は知らない場所に行くとパニックに陥ることがよくあります。引掻いたり、暴れたり、はたまた逃走したり、目も当てられない状況となります。逃走してしまうと捕まえることはかなり困難でしょう。逃走を防ぐためにはいくつかの配慮が必要になってきます。ゲージの中に入れるインナーゲージというものもありますが、手軽なのは洗濯ネットです。ゲージの中に洗濯ネットをセットしておき、猫をその中にいれます。もちろんファスナーはすぐに閉じておきます。

しかし、なかなかうまくいかないのが現実。猫を目を何かで覆ってから素早くその中に入れるという方法もあります。猫は元来その習性として狭い場所を好むので、洗濯ネットの中に入ってしまえばある程度動きが制限された状態になり落ち着くようです。ゲージの中にまだ隙間が広いようであればタオルや毛布などをいれてその空間を埋めるのもよいでしょう。できれば、猫が普段使用しているものがより効果的です。動物病院に行く際には洗濯ネットは目の粗いものを選ぶとよいでしょう。獣医さんも診察しやすく注射や手当などもネットに入ったままで行えることが多いからです。

猫が移動用ゲージに入らない時は？

移動時にはゲージの使用がよいとわかっていても、猫にとってはそうではありません。その警戒心を解く意味でも普段から見える場所においておき、出入りさせておくことも大切です、入らないようであればゲージの中に好物のおやつなどを置いておき「そこに行けば何かよいことがある」的な関連性を猫にも植え付けていきます。

お出かけの時だけ、急に捕まえてゲージの中に入れようとすると攻撃的になることもいたしかたありません。猫用のゲージは特に、上からも横からも出入りできるような、何か所かの出入口があるものが便利です。ゲージに馴れていない元気な猫をゲージに入れてお出かけするのは、猫の性格にもよると思いますが、ある程度の工夫が必要になってくるでしょう。

猫を動物病院に連れていく理由

以前は多くの猫は飼い猫と言っても家の中と外を自由に行き来しており、猫の習性から体調がわるくなると、どこか狭くて暗い場所を探しそこに身を横たえ回復を待つという行動をとっていました。そこで回復しなければ一命を落とすことになります。

しかし、完全に室内のみで飼育するケースが増えた今日、猫をより身近に感じることができるようになりました。楽しい時間を多く持てるとともにその体の変化にもいち早く目が行くようになりました。あるペット保険会社のデータを見ると猫の受診理由の第一位は膀胱炎や腎不全などの泌尿器系の疾患、二位が嘔吐下痢や胃腸炎などの消化器系疾患となっています。

また、犬の狂犬病のように義務付けられてはいませんが、猫エイズなど感染症に対するワクチンも推奨されており予防接種を受ける猫も増えてきています。猫の平均寿命も15際くらいまで伸びてきています。一生のうちに生じる健康上のトラブルを飼い主としては放置できないのが現状でしょう。動物病院に行ってもパニックになって十分診察ができないということを防ぐ為にも飼い主側も日ごろから準備をしておくことが大切です。

まとめ

大切な猫とのお出かけも、猫にとっては心地よいものではないかもしれません。安全に目的を果たすために移動用ゲージをうまく活用しましょう。