登山でテント泊を楽しむためのルール
2019/12/16
山小屋の周りでカラフルなテントが立ち並ぶ光景を目にしたことがある方も多いのでは。テントの前でクッカーを取り出し、ヤマメシやコーヒー、お酒を楽しんでいる姿を見ると、「自分もいつかはテント泊登山に挑戦」、なんて思ったことがあるのでは。そんな憧れのテント泊ですが、やるからには守らなければいけないルールが有ります。テント泊を楽しむための守るべきルールについてまとめてみました。
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登山では指定場所以外でのテント泊は禁止
衣食住を背負い思いのままに山を旅するイメージがあるテント泊ですが、実はテント泊が許可されている場所とされていない場所が有ります。いくら山が広いからといって、どこででも勝手にテントを張って幕営して良いわけではありません。テント泊を禁止している山では入山口や掲示板、ホームページ等で明確に幕営を禁止しています。
残念ながらそのルールを無視して禁止箇所でテントを張っている姿を見ることがありますが、これは重大な違反行為です。禁止されている箇所は自然や生態への影響を考え定められており、これを破ることは、それらへ影響を与えると言うことと等しいと認識すべきでしょう。登山をたしなみ愛するものとして最低限のルールですので必ず守りましょう。
登山でのテント泊場所選び
テント指定地を主にテント場、もしくはテン場と言い、大抵は山小屋が管理しているのですが、山小屋同様にテント場も登山口や中腹、稜線上といったそれぞれ違ったロケーションに位置します。テント泊に慣れていない初級者には、目的地選びは重要です。自分の体力と相談しながら慎重に選びたいものです。
テント泊初心者だけでの登山ということであれば、テントの設営や過ごし方を学ぶ意味でも登山口付近を選ぶのも良いでしょう。また登山口ではありませんが、尾瀬など山小屋の風呂も使え、キレイなトイレも完備された場所を選ぶのも良いかもしれません。ある程度の登山スキルと体力があれば、ベースキャンともなる中腹のテント場を目指し、翌日早々に頂きに登り日の出を見るのも感動的です。
さらに経験と体力がつけば、魅力的な眺望が期待できる稜線から稜線へと衣食住を担ぎ歩く縦走を通して、山の素晴らしさをより実感することでしょう。あくまでも気を付けたいことは自分の体力スキルを過信しすぎないこと。テント泊の荷物の重量はかなりのもの。無理をして山で動けなくなる様な事のないように。そしてルールは必ず守りながら山を楽しみつくしましょう。
テント場についたら。そして守るべきルール
一部のテント場では予約が必要なところもありますが、多くの場所では予約せずに指定地内に幕営出来ます。到着したら管理している山小屋で受付をして幕営料を払い、幕営料を払うともらえる札をテントに括りつけておきましょう。また指定地をはみ出して幕営する事はルール違反になりますので十分気をつけてください。
なお、登山シーズン最盛期の人気の山ではテント場が驚く程込み合うことがあります。慣れない人は「こんなに近くに隣のテントが?」とびっくりするかもしれません。しかしながら幕営できるスペースは限られています。山でこそ譲り合いの精神をもって無駄に領地を拡大しようとせず、お互い少しでも快適に過ごせるよう協力し合いたいものです。
また最近は団体での登山でも一人ひとりが各々テントを張る様子が多々見られます。禁止する事はできませんが、山のテント場のスペースは限られています。出来るだけ複数人で1つのテントを使うようにすることもマナーの一つです。
テント場で楽しい時間を過ごすためのルール
山は自然を楽しむ場所です。登山をしてまで街にいるときの様に仲間とバカ騒ぎをするのは重大なルール違反。多くの人が静かな落ち着いた時を満喫しているのに、残念なことにたまに飲んで騒いで、時には夜遅くまで音楽をかけてはしゃいでる人達がいます。
翌日ご来光を見るために早い時間からテントに入り就寝する人や、深い睡眠で疲れを回復しようとする人が多くいる中で、人の迷惑を顧みない人は山に入る資格はありません。山で仲間と語らう事は最高の時間の一つです。でも語らうと騒ぐは別問題。人としての節度をもって過ごしましょう。
あわせて注意したいのが夜中のトイレです。トイレに行く途中、無意識にヘッドライトを他の人のテントに向けてしまわない様に。また他の人のテントに足を引っかけるなど無いよう、慎重に行動しましょう。慣れない山で、しかも若干でも傾斜があるところに幕営している人は眠りが浅く、ちょっとのことで起こしてしまうことがありますので気を付けてください。
ゴミを持ち帰るのは当然のテント泊ルールです
登山の楽しみに”ヤマメシ”があります。澄んだ空気の中で楽しむ山での料理と食事は下界にない満足感をもたらしてくれるでしょう。お酒やコーヒーを飲みながら物思いにふけったり、仲間と語り合う時間はなんとも贅沢な物です。とは言え、飲食の後は何かとゴミが出るもの。テント泊に限らず、山で出たゴミは全て必ず持ち帰るのがルールです。
たまにテント場付近でゴミが捨てられているのを目にすると腹立たしく悲しくなります。さらに目を疑いたくなるのがラーメンなどの汁を無造作に地面に捨てている人。これ等は絶対に許せない行為です。持ち込んだ人工物は自然浄化されません。自分で出したゴミは責任をもってゴミ袋に入れて持ち帰りましょう。
山小屋に捨てて帰る事もNGです。小屋から下界へゴミを降ろすには大変な労力と費用がかかっていることを認識しましょう。また不用意に食べかすなどを散らかすこともルール違反となります。動物やその他の生態系にも影響を及ぼしかねないので注意が必要です。
まとめ
ルールの話しとなると「これはいけません」「気を付けましょう」など、耳が痛い話しとなりますが、自然を謳歌するための登山です。自然にも他人にも迷惑をかけることなく、自然との一体感を実感できるテント泊を思う存分楽しみましょう。