浄水器はつけた方がいいの？水道蛇口につける効果とは？

皆さん水はどのように選んでいますか？ペットボトルの水、水道水、浄水器の水など様々ですが、飲料用となるとしっかり選びたいですよね。ペットボトルや水道水を選ばれている方は、浄水器を蛇口につけるのは本当に効果があるのかな？と疑問をもっているかもしれません。そこで今回はこの浄水器の効果について調べてみました。

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浄水器を蛇口につけなかった場合どうなる？

日本の水は世界から見てもキレイで安全なイメージですよね。浄水技術も世界一だと言われています。水道水は本当に安全なのか、浄水器をつけなかった場合どうなるのか、について調べてみました。

・水道水の体への影響
日本の水道水はそのまま飲んでも問題がないとされていますが、実際は殺菌などを殺すために塩素が多く使われています。この塩素が水道水に含まれているフミン質と反応し、トリハロメタンという発がん性物質が生成されます。このトリハロメタンは10分以上沸騰させると除去できると言われています。

・水道管の劣化
日本の浄水技術は世界一で安全性が高いですが、その水の通り道である水道管は30年も前に作られたものが多く、意外と汚れています。特に劣化でサビが酷く、20年以上経つと水道管の60％以上がサビだらけになってしまうことがあります。

浄水器の3つの効果

浄水器には大きく分けて3つの効果があります。それぞれの効果についてみていきましょう。

・食材の栄養分が奪われるのを防ぐ
日本の水道水には塩素が多く含まれており、ビタミンなどの栄養素を破壊してしまいます。毎日何気なく行っている行為が残念な結果で終わるのはもったいないです。加熱することでも栄養素が失われてしまいますので、調理前はなるべく栄養素を残しておきたいですよね。浄水器を付ければ塩素が除去され、栄養素が失われるのを防いでくれます。

・嫌な臭いをなくす
塩素濃度が高い水道水は「カルキ臭」がすると共に、ジェオスミンという「カビ臭」の原因になる物質も含まれています。特に夏場は水が腐るのを防ぐために、塩素がたくさん投入され嫌な臭いがきつくなります。浄水器はこれらの物質も取り除くことができるので、無臭のおいしい水が飲めるようになります。

・安全に飲める
日本の水は安全というイメージがあり浄水技術も世界一だと上記でも触れました。しかし、日本の水道管は30年も前に作られたものが多く、劣化でサビだらけという現状にあります。また、浄水場から遠く離れている家に住んでいる場合、家に届くまで3日もかかってしまうそうです。そのため、日本の水道水は塩素濃度がすごく高くなっています。投入制限がない日本では塩素が入れ放題だということです。塩素もサビも我々人の体には有害です。安心安全な水を飲むためにも浄水器を付けましょう。

浄水器は効果だけではなくデメリットもある？

浄水器を付けなくても日本の水道水は安全性が高いため問題はありませんが、心配は残ります。そこで浄水器を付けている家庭も増えてきています。浄水器を付ける方がメリットが多いのはもちろんですが、扱い方を誤ってしまうとデメリットになりかねません。浄水器で起こりうるデメリットについて調べてみました。

・浄水器が臭う
浄水器は水を通すのは問題ありませんが、お湯を通すのは避けるようにしましょう。35℃以上のお湯を通すと浄水器で取り除いたカビ臭が出されてしまうそうです。一番やってしまいがちな行動なので気をつけましょう。

・日持ちがしない
浄水器を通すことで水道水に含まれる塩素が取り除かれます。そのため、浄水の水は日持ちがしません。水を注いでから10時間後には何十倍もの細菌が沸いてしまいますので、冷蔵庫などで保管せずその日のうちに飲み切りましょう。このような理由から氷には浄水器の水は向いていません。

・フィルターは消耗品
フィルターは使っていくと効果が薄まってきますので定期的な交換が必要です。せっかく浄水器を使っていても清潔でないものであれば逆に細菌が沸いてしまったりしますので使用期限は必ず守るようにしましょう。

蛇口用浄水器やその他の浄水器の選び方のポイント

浄水器は水道水に含まれる有害物質を除去しておいしい水を楽しめるものですが、様々な種類があってどれを選べばいいの？と悩んでいる方も多いと思います。そこで浄水器の選び方のポイントについて調べてみました。

・蛇口直結型
蛇口の先に取り付けるタイプです。コンパクトなタイプが多くシンク周りに設置スペースを必要とせず手軽に設置できるのが特徴です。また比較的安価な商品も多く揃うので迷われている方は蛇口直結型から使ってみるのがおすすめです。カートリッジが小さいためフィルターの交換頻度は高めになります。

・据置型
本体をシンクの横などに設置するタイプにため、設置スペースの確保が大事になってきます。しかし、大型のフィルターが搭載されており、ろ過能力が高いものが多いです。比較的キッチンスペースが広い方にはおすすめです。

・ビルトイン型
本体をキッチンの下に設置するタイプです。蛇口直結型に比べ浄水能力が高く、シンク周りがすっきりするのが特徴ですが、取り付け工事が必要になってくるのと本体が比較的高価なものが多いです。

浄水器を効果的に使うためのポイント

水道水の現状から浄水器の効果について伝えてきました。さいごに、その浄水器をより効果的に使う4つのポイントについて調べてみました。

・浄水は早めに使う
日本の水道水には保存をきかすために塩素が使われています。浄水器を使うことでその塩素が取り除かれるため、体には有益ですが、保存がきかない状態になります。すぐに使わないためには、冷蔵庫などに保管しその日のうちに使い切るようにしましょう。

・朝一の水に気をつける
朝一番に使う場合は10秒ほど流してから使うようにしましょう。浄水器内に残った水の細菌などを飲んでしまう可能性があるためです。流しっぱなしにして水を捨てるのがもったいない方は、飲み水以外で使うようにしましょう。

・カートリッジの交換は定期的に
浄水器のフィルターは消耗品で、使用期間とともに浄水効果が薄まってきます。交換を忘れてしまうとせっかく浄水器をつけているのに、細菌や塩素を知らずのうちに飲んでしまう可能性があります。いつも清潔な水を飲むためにも定期的にカートリッジの交換をしましょう。

・本体も清潔に保つ
カートリッジの交換はもちろんですが、浄水器本体も清潔に保っておきましょう。見落としがちなのは蛇口の浄水が出る部分の汚れです。水の跳ね返りなどで汚れが溜まりカビが繁殖してしまう可能性があるので、こちらも定期的に掃除するようにしましょう。

まとめ

水は我々人間の60％を占めるくらい大切です。キレイな水で体を作ることは体調や髪の毛や肌にとってもいいことしかありません。ペットボトルの水を買っている方は浄水器に切り替えると、買い物に行く手間が省け、ゴミも削減できるのでいいことづくしですよ。ぜひ上手に活用してみてください。