カビ取りの救世主!重曹と片栗粉でパックをすれば百人力!
2020/04/10
カビ取り洗剤にも市販品からプロ用まで色々なものが手に入るようになりましたが、自宅にあるものや安価なものとちょっとした工夫で、プロのカビ取り洗剤に負けない効果を発揮することができます。何を使うのかというと「重曹」と「片栗粉」です。以前テレビでも紹介されたこともあるだけあって、やはり効果は絶大です。お風呂のカビは特に量が多く頑固なものが多かったりしますが、これからご紹介する方法とポイントを押さえて作業をすれば、見違えるような綺麗さを取り戻すことができますよ。ということで今回は、重曹と片栗粉を使ったパック方法でカビを綺麗に落とす方法についてまとめてみました。
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塩素系+片栗粉パックはカビに◎
片栗粉パックでカビ取りをするときは「塩素系漂白剤」を使うのがベストです。アルカリ性である塩素系漂白剤は、酸性の物と混ぜると有毒ガスが発生してしまうので絶対に一緒に使ってはいけないのですが、片栗粉は中性なので一緒に混ぜて使っても問題はありません。塩素系漂白剤だけを使ってカビ取りをすると、液体なのでどうしても液だれしてしまい、カビ取りに必要な洗剤の密着状態を作ることができません。
しかし、片栗粉を混ぜることでとろみがつき、液だれすることなくカビに効果的にアプローチすることができるのです。同じアルカリ性の重曹を混ぜても問題はありませんが、「塩素系漂白剤+重曹」のパックは「塩素系漂白剤+片栗粉」のパックに比べてカビ取りの効果が落ちてしまうのです。塩素系漂白剤と重曹のアルカリ濃度は、重曹の方が濃度が低いため、一緒に混ぜてしまうと塩素系漂白剤のアルカリの力が弱まってしまい漂白の効果が下がります。そのため重曹を使う時は、後程ご紹介する酸素系漂白剤と混ぜ合わせて使うのがベストです。
塩素系漂白剤と片栗粉のパックは、それぞれを1:1の割合で混ぜ合わせるだけで作ることができ、気になるカビに直接塗るだけなので使い方はとても簡単です。放置時間は、最低でもカビ菌を死滅させるのに15分は必要で、それでも落ちない場合はさらに時間をおいて様子を見てみましょう。ただし、パッキンやコーキングなどの柔らかい場所に使うと材質が傷んでしまう恐れがあるため、長い間放置しないように気を付けてください。そして、洗い流す時は必ず水で流すこと!お湯で流してしまうと、片栗粉のでんぷん質が固まって配水管を詰まらせてしまい、余計な掃除を増やすことに。洗い流す際には排水溝にネットを被せておくと安心です。
カビに重曹パックなら酸素系が◎
重曹とはもともと天然の無機物質で、炭酸水素ナトリウムやベーキングソーダとも呼ばれています。弱アルカリ性の食品添加物として、お肉を柔らかくしたり食材を膨らませるベーキングソーダとして使用されていたりと、幅広く食品に使われています。重曹にクエン酸を合わせると炭酸水を作ることもできますし、お風呂に入れたりお洗濯に使ったりとその用途はとても幅が広いです。
先ほども少しお話しましたが、重曹は酸素系漂白剤ととても相性が良いのです!重曹と酸素系漂白剤は同じ弱アルカリ性なので、一緒に混ぜて使っても問題はありませんし、寧ろお互いの力を高め合うことができるのです。酸素系漂白剤の主成分は炭酸水素ナトリウムで、温泉や入浴剤にも使用されています。水に溶けると酸素と水、炭酸ソーダに分解され、時間と共に酸素に変化するので、環境にも人にも動物にも優しい成分です。
液体のものは、怪我の消毒に使用されるオキシドールと同じ過酸化水素が主成分で、水で薄めたり汚れに触れたりするとゆっくり放出された酸素の力が汚れを落としてくれます。そんな酸素系漂白剤がカビに触れると、発生した活性酸素が細菌の細胞膜を破壊して殺菌漂白してくれるのです。重曹と混ぜると水に溶かした時よりもたくさんの酸素を放出するようになるため、重曹や漂白剤は単体で使う時よりも短時間で汚れを落とすことができるようになります。重曹ペーストを作るときは、酸素系漂白剤(粉末) 1:重曹1:ぬるま湯(化炭酸ナトリウムがより活性化する40℃前後が◎) 0.5を混ぜ合わせて作ります。
酸素系漂白剤を選ぶ時は、成分が「過炭酸ナトリウム100%」のものを必ず選びましょう。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて効果が弱いので、放置時間は2~3時間程+αで様子を見ながら行ってください。そして、重曹は研磨力が高いので、使う時は絶対にこすらないようにしましょう。こすってしまうと材質についた傷に水分や汚れが溜まってしまい、カビの温床を増やすことになります。塩素系製品の主成分となる次亜塩素酸ナトリウムや液体酸素系漂白剤の主成分である過酸化水素は、不安定な物質なので塩素系は光に当たると、酸素系は水に混ざるとそれぞれ分解しますので、どちらも他の物と混ぜて使うと分解が進み薬剤としての効果が薄れてしまいます。
そのため、塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を混ぜたペーストは作り置きが出来ませんので、一度で使い切るようにしてください。残ったからと言って容器などに入れて保管していると、発生している酸素が充満してしまい容器の破損や破裂が起こり危険です。また、重曹と酸素系漂白剤を混ぜ合わせると酸素の発生が活発になりますが、同時に化学反応も早く終わり洗浄効果も同じく早くなくなってしまうので、やはり作り置きには向きません。汚れを落とす場合には、高洗浄力のある作り立てを使うようにしましょう。
塩素の匂いが苦手、小さい子供やペットがいて扱いが心配という方には、塩素系漂白剤を混ぜた重曹ペーストより酸素系漂白剤を使った重曹ペーストの利用をオススメします。市販の酸素系漂白剤で落ちが悪いときは、より強力なオキシクリーンを使ってみてください。カビの落ちが悪いからと言って、絶対に塩素系製品や酸性製品を混ぜないこと!!これらを混ぜてしまうと、有毒ガスが発生しまいます。実際に命を落とした方もいるので、厳守するようにしてください。
漂白剤を使う時の3つの遵守事項
漂白剤を使う時には、塩素系でも酸素系でも絶対に守らなければいけない注意点があります。あなたやご家族の体調や最悪の場合、命を奪うことにもなりますのでしっかりと頭に入れて、使う時は細心の注意を払って使用してください。絶対に守るべき注意事項は以下の3点です。
1 塩素系の製品と酸性系の製品は絶対に混ぜないこと。これは漂白剤に限らず、酸性とアルカリ性を混ぜてはいけないということです。なので、お掃除でお酢やクエン酸を使う方も多いと思いますが、それらで掃除をした後に塩素系漂白剤やアルカリ性の洗剤などを使うのも危険なのでやめましょう。もちろんその逆も同じです。酸性とアルカリ性の薬剤を使ってお掃除をする場合は、半日以上時間を空けて使うようにするのが確実に安全です。酸性とアルカリ性を混ぜたからと言って中和するわけでもないですし、ましてや中性になるわけでもないので、くれぐれも間違わないように気を付け、正しい使用方法のうえお掃除に活用してください。もし誤って混ぜてしまったりして刺激臭がした場合は、直ちに換気をしてその場から離れてください。有毒ガスが発生し続けるということはないので、時間がたてば有毒ガスの発生も止まります。刺激臭がしなくなるまで換気を続け、ご自身は臭いのしない場所で新鮮な空気をしっかり吸ってください。それでも気分が悪い場合は、ただちにお医者さんに診てもらいましょう。
2 漂白剤を使用するときは、必ず換気をしてください。2か所を開けて換気すると、より効果的に空気を循環させることができます。万が一、酸性とアルカリ性を混ぜて使ってしまっても、換気をきちんと行っていれば被害を少なく抑えることもできます。薬剤をしっかりと洗い流してから、数時間から半日程換気をするのが望ましいです。重曹と塩素系のものは両方ともアルカリ性なので有毒ガスが出ない組み合わせではありますが、塩素系は刺激臭が強いので大量に吸ってしまうとめまいや吐き気、頭痛、目の傷みなどを感じることがあります。塩素の匂いがしなくなるまできちんと空気を入れ替えるようにしましょう。また、お子さんやペットなどは、大人よりも低い位置で空気を吸うことになるので、強い刺激臭や有毒ガスをたくさん吸いやすい状況にあります。お風呂場の扉を開ける時は、他の部屋の窓も開けるなどして家の中全体の空気を入れ替えるように換気をして、害の出ないようにしましょう。
3 漂白剤を使用するときは、手袋・マスク・エプロン・ゴーグルを使用しましょう。眼鏡だと隙間から薬剤が入ってしまうこともあるので、失明などしないように対策をしっかりと取ってください。特に、天井に薬剤を使う場合は必ずゴーグルを装着しましょう。100均でも売っているゴーグルで十分です。重曹は水の量が少ないほどアルカリ濃度が濃くなるので、素手で触ると手荒れを起こしてしまう可能性があります。さらに、漂白剤を加えたペーストはより濃度が高まるので、肌に炎症を起こすことも考えられます。なので、使用するときはゴム手袋をきちんと着用するようにしましょう。そして、いくら換気をしているとはいえ、刺激臭を吸い込んでしまうと体に良くありませんし、何かの拍子に口や鼻の粘膜についてしまったりすると炎症などを起こしてしまう可能性がありますので、きちんとマスクもするようにしましょう。
重曹・片栗粉パックの3ステップ
重曹パックと片栗粉パックそれぞれの作り方や特徴はお分かりいただけたと思います。せっかくなので、作ったパックの効果をより高めてしっかりとカビを落としたいところ。もちろん、そのためのポイントもいくつかありますのでご紹介いたしましょう。どれも簡単で、お料理でいえばひと手間程度のものなのでそれほど時間もかかりません。では順を追ってご紹介していきます。
1.カビ取り剤を塗る前に、カビを熱湯でふやかします。熱湯をかけることでカビだけでなく、カビの表面に付着している汚れを浮かせる効果もあります。
2.熱湯をかけてカビや汚れをふやかしたら、アルカリ性洗剤でカビの表面に付着している汚れを落とします。お風呂場の汚れは人間の皮脂や垢、それらを含み酸性に傾いた石鹸カスが殆どで、こういった汚れを落とすにはアルカリ性が有効です。また皮脂や垢が混ざっていない純粋な石鹸カスは純粋なアルカリ性となるので、酸性のもので落とすと綺麗に落とせます。しかし、酸性とアルカリ性は混ぜてはいけませんので、使う場合は十分に間を置かなくてはいけません。そうなると、ちょっとしたカビ取りが下手したら一日以上かかってしまうことも。そこで、オススメなのがクエン酸。重曹(アルカリ性) とクエン酸(酸性) は混ぜても中和されて酸素を発生するだけなので、全く害はありません。なので、カビ取り剤を使う前に、重曹とクエン酸を使ってしっかりとカビ表面を覆っている汚れを綺麗に取り除いて、カビとカビ取り剤の浸透率をより高めましょう。
3.カビ表面の汚れを取ったら、カビ取り剤を塗っていきます。カビをしっかりと覆うように塗ったら、乾燥しないように上からラップを被せます。ラップを被せることでよりカビにも密着しますし、カビの成長に必要な酸素の供給を断つこともできます。
この3つをするだけで、カビ取り効果がかなりUPしますので、面倒くさがらずにやることをむしろ強くオススメしたいです!
ミョウバン水もカビにオススメ
効果が高いとわかっていても、やっぱり使い方に不安がある方もいらっしゃると思います。そんな方には「ミョウバン水」もおすすめですよ。ミョウバンは食品添加物で、食品を膨らませるための膨張剤として使われたり、ナスなどの色を綺麗に保つための保色剤として使われたりしていて、複塩の総称を言います。ミョウバンには殺菌・制汗・消臭効果があり、食品以外では水虫抑制や除去、ニキビ対策、衣類や体臭(脇や足)の消臭にも使える万能選手なのです。
性質としては、水を含むと酸性に変化し、この酸がカビ菌を分解&殺菌してカビを除去してくれます。もちろんカビを落とすだけではなく予防にもなりますし、雑菌除去効果も。ミョウバン水の作り方はとても簡単!ミョウバン水を入れる容器(綺麗に洗って乾かしたペットボトルやスプレーボトルなど)に、ミョウバン30g、水道水1ℓを入れて良く振って混ぜ合わせます。ミョウバンは水に溶けにくいので、この時点で完全に溶けきることはありません。ですが時間を置けば綺麗に溶けるので、そのまま冷暗所に1~2日程置くと綺麗に溶けきり、透明なミョウバン水が出来上がります。ミネラルウォーターよりも塩素が入っている水道水の方が効果が長持ちするので、水道水で作ることをオススメします。
使い方は、カビの生えている部分にミョウバン水をかけて歯ブラシなどで優しくこすります。頑固なカビにはしばらく時間を置くと効果的です。上からラップをかけるとさらに◎!残ったミョウバン水もだんだん効果が落ちてきてしまうので、1か月以内に使い切るようにしましょう。ミョウバンは重曹やクエン酸よりも安く手に入りますし、口に入れても安全&無臭なので、薬品の扱いに不安な方はぜひお試しください。
まとめ
カビ取り方法もいろいろとありますが、カビ取り洗剤は効果も強力な分、人体へ悪影響を及ぼすものもあります。ですが、きちんと使い方や注意事項を守れば、問題なく使えます。ですが、どうしても抵抗感があるという方は、カビ取り専門業者やハウスクリーニング、家事代行サービスなどに頼んでもらう方が早く綺麗なお風呂場を手に入れることができるかもしれませんよ。誰かに頼めば自分で掃除しなくてもいいですし、お掃除を頼んでいる間に好きなことをできるというメリットも。ご自分に合った方法で、ぜひお試しください。