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猫の匂い袋の正体と対処法は?

   

猫の匂い袋の正体と対処法は?

猫の肛門の下には、匂い袋と言われている袋があります。匂い袋には独特の匂いがする分泌液が入っています。猫にとって大切な匂い袋ですが、分泌液が詰まってしまい、破裂することもあるようです。匂い袋の対処法やお手入れの仕方を調べてみました。

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猫の匂い袋とは何か

匂い袋は正しくは「肛門嚢(こうもんのう)」という袋です。肛門腺液という、独特の匂いがする分泌液が入っていて、肛門のすぐ下あたりに、左右一つずつついています。便を排出するときに肛門をきゅっとしめると、匂い袋がおされて、匂いが分泌される仕組みです。この匂いによって、縄張りを知らせたり、お互いを識別したりします。

この匂いは、排便のときだけでなく、外敵に会うなどストレスを感じたり興奮したりしたときにも分泌されます。また、猫同士が出会ったときにお互いの肛門の匂いを嗅ぎ合うことからも、匂い袋は猫のコミュニケーションに大切な役割を果たしていることが分かります。ちなみに、匂い袋があるのは猫だけではありません。犬にもありますし、イタチやスカンクの分泌液は悪臭で、敵から逃げるときの武器にすることで有名です。逆にジャコウネコの分泌液は香水の原料に使われるそうです。

匂い袋が詰まるとどうなる?

犬は匂い袋を定期的に絞らないと詰まってしまうようですが、猫は自然に分泌されるので、めったに詰まることはありません。しかし、様々な要因で分泌液が上手く出ないと、匂い袋が詰まって、炎症を起こしてしまうことがあります。炎症を起こすと、猫はお尻をこすりつけたり、お尻をなめたりして、肛門周辺が腫れあがってしまいます。

また、細菌が入ることで中が化膿してしまい、膿が出てきます。炎症や化膿がひどくなると、熱が出たり便秘になったり食欲が減退したりと、様々な体調不良につながることがあります。匂い袋の詰まりをそのままにしておくと、破裂することもあります。匂い袋が破裂すると、匂い袋の中の分泌液がお尻の周りにつくので、独特の匂いがしたり、猫がお尻を気にするしぐさをしていたら、お尻をチェックしてあげてください。

匂い袋が詰まる原因

猫の体質には個体差があります。体質的に分泌液がドロドロしていると、匂い袋が詰まりやすくなります。肥満も匂い袋が詰まる原因になります。食べすぎや運動不足で肥満になると、脂肪で分泌口がふさがれてしまいます。匂い袋は肛門の筋肉をしめることで、圧迫されて匂いが分泌されるので、筋肉不足も詰まりの原因です。運動不足や高齢によって筋力が衰えると、肛門をしめられず、分泌液がたまってしまいます。

また、匂いは敵に会った時などのストレスや興奮によっても分泌されますが、室内で飼われている猫は外敵に会うことがなく、匂いを分泌する機会も少ないため、詰まりやすくなることがあります。慢性的な下痢でおしりが汚れていることも、細菌が入って匂い袋が化膿する原因になります。下痢気味の猫は特に気を付けて、お尻を清潔にしておく必要があります。

匂い袋が破裂したときの対処法

猫は肛門付近を触られるのを嫌がるので、暴れてしまうと1人で処置するのは大変です。2人で対処するか獣医さんに診てもらいましょう。匂い袋が破裂して出血が見られるときは、まず止血をしなくてはなりません。1人にだっこしてもらい、清潔なガーゼ等でおさえて血を止めましょう。

猫はお尻の違和感が気になって舐めてしまうので、出血がよりひどくなってしまうことがあります。止血ができたら、エリザベスカラー(エリマキトカゲのような襟です)をつけてお尻を舐めることを防ぎましょう。エリザベスカラーは病院やペットショップで手に入れられますが、持っていない場合は、シャンプーハットやカップ麺の容器で手作りすることができます。応急処置ができたら、動物病院に連れていきましょう。

匂い袋が詰まりやすい猫のために

体質等で匂い袋が詰まりやすい猫は、分泌液を定期的に絞り出してあげる必要があります。匂い袋は肛門のすぐ下にあるので、しっぽを持ち上げて、ティッシュやガーゼをあてて下から持ち上げるように圧迫します。しっかりと絞れると一度で膿が出ますが、絞り切れない場合は2〜3度揉み上げましょう。

分泌液がぴゅっと飛び出すと部屋が汚れたり匂いが付いたりしますので、お風呂場等で行うと良いと思います。中の膿が柔らかいと、押したときにぷにぷにとしていますが、硬い場合はなかなか膿が出てきません。そのときは、使い捨て手袋をして指を肛門の中に入れて、直接の匂い袋を絞るか、無理をせずに動物病院で処置をしてもらいましょう。硬い匂い袋を強く押すと、破裂してしまう場合があります。猫が嫌がって暴れたりかみついたりすることもあるので、十分に気を付けて対処しましょう。予防のためにも、定期的に動物病院で検診してもらうと安心です。

まとめ

匂い袋は猫のコミュニケーションに大切な役割があります。破裂しないようチェックをしましょう。

 - 動物 植物 ペット

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