登山に必要な持ち物は？人気の高尾山に便利な持ち物！

富士山とともにミシュランの旅行ガイドで３ツ星に認定された高尾山。年間約３００万人もの登山客でにぎわう世界一登山客の多い、今や日本を代表する山。そんな高尾山は、ケーブルカーなどが利用できて一般の観光客も楽に登れる、ほぼ終始舗装された道を通る１号路から、川に沿って登りが続き、途中飛び石をわたりながら沢登りが体験できる６号路。林間をひたすら上る稲荷山コースなど、観光客レベルからそれぞれの登山経験に合わせて選べるいくつものコースがあるのが魅力の山です。そんな誰でも気軽に訪れる事のできる高尾山に行ってみたい、でもどんな持ち物が必要なのかわからないという方に、高尾山登山に便利な持ち物をまとめました。

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本格的登山の持ち物ではなくても大丈夫

高尾山は様々なレベルの方にあったコース選びができるのが魅力の山。ですので、まずは自分の体力にあったコースを選んで、無理なく楽しく登ることをおすすめします。１号路を行くのであれば、服装も普段着で十分事足ります。足元も登山靴でなくても大丈夫。普段はき慣れたスニーカーがあれば快適に登れるはずです。ただしヒールのある靴は避けたいところ。いくら登りやすい山とはいえ標高５９９メートルある高尾山の山道を登るのですから、踵の高い靴では疲れるばかりか脚をくじいてしまう事も考えられます。

ここはオシャレよりも楽で楽しく登ることを優先しましょう。あわせてできればズボンはストレッチ性のあるものを選ぶと脚の上げ下げがスムーズになりさらに快適です。スカートの場合はスパッツの着用が無難です。山の紫外線は意外ときついもの。また山には下界より虫が元気に沢山住んでいます。そんな紫外線や虫対策としてスパッツをはくことがおすすめです。あわせて暑い季節の持ち物として熱中症対策の帽子も忘れずに。

もしもの登山中の雨に便利な持ち物

高尾山は低山とは言え立派な山です。山である限り下界と比べ比較的天気が変わりやすく、急な雷雨に見舞われることもあります。そんな時のために雨具は持ち物に入れたいところ。１号路であれば日傘もかねて傘を持って行くとか、手軽なポンチョを持参するのも便利です。ですが６号路や稲荷山コースなどの登山道ではできるだけ両手をふさがないのが基本となります。

ポンチョでも良いですが、できれば防水性が高く雨の侵入を防ぎ、さらに透湿性のある登山用のレインウェアがあれば、汗や湿気がこもりやすい状況でも断然快適でとても便利です。また、寒い季節に雨に濡れた状態で登山道を歩いていると最悪の場合低体温症になる危険もあります。登山用のレインウェアは上下セパレートになっているため雨以外でもちょっと肌寒い時には上着を防寒着として使うこともできるなど汎用性が高いのも特徴です。

登山用品で高尾山を満喫

せっかくの登山体験です。どうせならデザイン性の高いカラフルでオシャレな登山ウェアに身を包んで高尾山での登山体験を満喫してみてはいかがでしょう。登山ウェアは透湿性や速乾性、ストレッチ性に優れた素材でできています。タウンウェアとは快適性が段違い。体力を使う上、汗をかいてなにかと不快になりがちな登山ですが、登山ウェアならそんな不快感も軽減できます。

また、レインウェアやエマージェンシーキット、さらにはペットボトルやちょっとした食料など、なにかと持ち物もかさむもの。タウンユースのザックをもっていくのも良いですが、ウェストやチェストに過重分散できるウェストベルト付きの登山用ザックは、重くなりがちな荷物を効率的に体全体に過重分散してくれるので疲れにくく設計されています。快適登山のためにも是非利用をおすすめします。

ちょっとした持ち物で高尾山をより楽しむ

登山を満喫しながら澄んだ空気と素晴らしい景色を見ながら山頂で食べる食事は格別です。高尾山には多くの茶屋があり、おいしい料理を提供しています。名物のなめこ汁は遠くからでも出汁の香りがわかるほど非常においしい一品です。高尾山の奥に位置する景信山の茶屋では山菜の天ぷらも堪能できます。せっかくですから持ち物の中に登山用の調理器具を入れて、自分でヤマメシをつくって食べるなんてさらに味わい深いですよね。

携帯用のコーヒーミルを持参して、引き立てのコーヒーを飲んだり。楽しみ方は様々です。また高尾山はたくさんの野鳥や植物、昆虫に出会える山でもあります。双眼鏡やカメラを持って花々の美しさや野鳥や昆虫をじっくり観察するのも都会ではできないこと。今まで気づかなかった花や野鳥の美しさを発見できるかもしれませんよ。

登山をより安全にする持ち物

登山道を歩くときはいくら気をつけても不意のトラブルに見舞われることが多々あります。ちょっとした木の根に脚をとられ転倒したり、雨でや湧き水で湿った土が意外に滑りやすく、思いのほか大転倒したり。岩場で倒れそうになって思わず手をついたら擦りむいてしまったり。数えだしたらきりがありません、そんなもしものトラブルのために是非持ち物にいれたいのがエマージェンシーキットです。

登山用品店などでキットを買い求めることもできますが、家にある絆創膏や消毒液、包帯やガーゼなどをジップロックに入れて持参するだけでも十分です。特に履きなれない靴を履く場合には靴擦れ用の絆創膏は重宝します。虫よけスプレイもあると便利です。肌が弱い方はユーカリ液などが入ったハーブ液の虫よけを選ぶことをお勧めします。

まとめ

都心から1時間でいける高尾山には、野鳥や昆虫、様々な美しい花と山頂からの素晴らしい眺望が私たちを待っています。そんな手軽に味わえる自然を安全に楽しく満喫したいものですよね。